2022年を振り返る

  • 2022年12月31日
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2022年の研究活動及び教育活動について振り返ります.
研究活動では,著書が1冊発行予定.教育DX推進ガイドというタイトル.堀田龍也先生と編集させていただき,1月に発行予定.
研究論文が7本,掲載予定が2本となり,ある程度の成果を上げることができた.
学会等での口頭発表が15本.ファーストでの発表回数が少し減った分,研究室の学生が8本となり,研究室としての成果は上がってきた.学生たちは,一生懸命取り組んでくれて,順調に成果をまとめてくれた.研究室の学生のアシストが多くなる分,自分の口頭発表が少なかったことは反省点.これからは,自らの発表を増やすようにしたい.
社会貢献では,委員就任が15件程度.GIGAスクール後のサポートをどのように進めるかが今後の課題.管理職向け研修が増えてきて,地域や学校全体で,1人1台端末の有効活用を進める雰囲気はありがたい.延べ100団体の自治体や学校を訪問している.今後も,自治体や学校との連携をしっかり進めていきたい.
JAETの学校情報化認定は,優良校が2000校を超えて,認定制度の知名度も高まってきている.高橋会長のもと,更に充実した取組になるよう進めていく.
JSETでは,ショートレター編集委員会の編集長を務めて,ようやく編集作業もまとまる段階にきている.事務局には深く感謝している.
大学の教育活動では,メディアセンター長を拝命して,大学内の情報教育やICT環境の充実をめざして関係者に協力いただいた.図書館の運営や管理なども担当し,順調に進めることができた.数学・情報部門に,講師の野口先生と助手の森岡先生を迎えて,新たな体制で順調に進めることができた.部門長として,二人の先生方と協力しながら進めることができた.また,キッズセミナーや高大接続のイベントなどを担当して,大学生と高校生,小学生がふれ合う場を設定することができた.

来年は,これまでの体制をさらに充実できるよう,周りの方々にお世話になることと思う.感謝の気持ちを忘れずに,充実した一年となるよう頑張っていきたい.

【著書】
山本朋弘,堀田龍也(2023)学校と教育委員会・自治体をつなぐ教育DX推進ガイド.明治図書出版

【論文】
山本朋弘,寺内愛(2022)小学校総合的な学習の時間の実践事例に見られるプログラミングに関連する学習活動の分析.中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要54号:1-5
山本朋弘,堀田龍也(2022)小学校段階におけるプログラミング教育の変遷と現状.中村学園大学発達支援センター研究紀要13号:36-43

【論文(連名)】
森岡真弥,山本朋弘,野口太輔(2022)小学校理科の実践事例に見られるプログラミングに関する学習活動の分析.中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要号: Kiichiro Okubo, Kazunori Sato, Tomohiro Yamamoto, Shota Itagaki, Satoshi Nakagawa and Tatsuya Horita(2022)Practice and E ects of Programming Education Using Drones in the Agriculture Unit of the Fifth Grade of Elementary School Social Studies.INFORMATION AND TECHNOLOGY IN EDUCATION AND LEARNING, Vol. 2, No. 1 森岡真弥,山本朋弘,野口太輔(2022)小学校理科の実践事例に見られるプログラミングに関する学習活動の分析.中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要号:
大久保紀一朗,板垣翔大,佐藤和紀,中川哲,山本朋弘,堀田龍也(2022)画像認識についての学習による小学生のAI に対するイメージの変容についての検討.画像ラボ
大久保紀一朗,板垣翔大,佐藤和紀,中川哲,山本朋弘,堀田龍也(2022)小学校第6学年を対象としたAIの画像認識について理解する学習プログラムの開発・実践・評価.コンピュータ&エデュケーション48号:58-63

【口頭発表】
山本朋弘,森岡真弥,野口太輔,小柳和喜雄,木村明憲(2022)ICTを活用した教育の理論及び方法に対応した授業の検討.日本教育メディア学会第29回年次大会発表収録:pp69-72
山本朋弘(2022)家庭への1人1台情報端末の持ち帰りに関する情報提供の分析.日本教育工学会2022年春季全国大会講演論文集,pp.73-74

【学生の口頭発表】
中山瑠菜,榎本聡,山本朋弘(2022)教職課程におけるプログラミング体験がプログラミング教育を実施する自信に与える影響.第48回全日本教育工学研究協議会全国大会論文集
山本真優,山本朋弘(2022)小学校音楽の音楽づくりでの楽器とWeb アプリの違いに関する検討.日本教育工学会研究会報告集JSET22-3,pp.56-61
中原百音,山本朋弘,横山誠二(2022)小学校体育で個人種目の映像を家庭で視聴した際の学習効果に関する検討.日本教育工学会研究会報告集JSET22-3,pp.193-200
髙原杏佳,山本朋弘(2022)1人1台端末環境でのデジタル新聞づくりを通した協働学習に関する検討.日本教育工学会研究会報告集JSET22-3,pp.6-12
龍惠理佳,山本朋弘(2022)1人1台の情報端末環境に対応した教員研修や情報提供の実施状況に関する分析.日本教育工学会研究会報告集JSET22-1,pp.30-35
岩尾まどか,山本真優,山本朋弘(2022)小学校音楽での実践事例における情報端末と仮想楽器の活用に関する一考察.日本教育工学会研究会報告集JSET22-1,pp.92-96
髙原杏佳,山本朋弘(2022)1人1台の端末環境でのチャット機能を用いた協働学習に関する検討.日本教育メディア学会研究会論集,pp.67-73
山本真優,山本朋弘(2022)小学校音楽での情報端末による和音を用いた旋律づくりに関する検討.日本教育メディア学会研究会論集,pp.83-87
小田原千晶,山本朋弘(2022)小学校プログラミング教育でのIoT教材を用いた体験の共通化と個別化に関する検討.日本教育メディア学会研究会論集,pp.88-92

【共同研究者の口頭発表】
森岡真弥,山本朋弘,野口太輔(2022)小学校理科でのプログラミング体験としての自動灌水システム教材の開発.日本科学教育学会年会第46回年会論文集,pp541-542
大久保紀一朗,板垣翔大,佐藤和紀,中川哲,山本朋弘,堀田龍也(2022)小学校第6学年を対象としたAIの画像認識について理解する学習プログラムの開発と効果の検討.日本教育工学会研究報告集JSET22-2,pp.60-67
大久保紀一朗,板垣翔大,佐藤和紀,中川哲,山本朋弘,堀田龍也(2022)小学校第6学年を対象としたAIについて理解する学習がAIに対する理解や意識に与える影響の検討.日本教育工学会2022年春季全国大会講演論文集,pp.175-176
長谷川元洋,木原俊行,山本朋弘,中橋雄,今野貴之,水内豊和,関戸康友(2022)教育実践研究に対するオンラインコンサルテーションの充実化.日本教育工学会2022年春季全国大会講演論文集,pp.203-204

【委員】
文部科学省 ICT 活用教育アドバイザー
パナソニック教育財団 専門委員
日本教育工学協会副会長,学校情報化認定委員長
日本教育工学会編集委員会ショートレター編集長
福岡県重点課題研究推進連絡協議会専門委員
福岡県教職員研修協議会委員
富山県教育委員会 教育DX推進アドバイザー
佐賀県ICT活用教育の推進に関する事業改善検討委員
武雄市学校教育推進アドバイザー
熊本県高森町学校教育推進アドバイザー
福岡県田川市学校教育推進アドバイザー
久留米市学校教育ICT推進アドバイザー
大刀洗町教育委員会学校教育推進アドバイザー
須崎市ICT教育推進アドバイザー
和木町学校教育推進アドバイザー

【講演等】
100箇所前後の自治体や学校での講演会,研修会で講演.

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