一年を振り返って(成果と課題)

  • 2024年12月31日
  • 2024年12月31日
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2024年の成果を振り返り、今後の課題を整理してみました。

1.研究活動
学会論文誌掲載4件、研究紀要2件、著書2件、研究報告2件
学会等での研究発表23件
教員養成や教職課程に関する研究、XR等に関する研究、コンピュータサイエンスやSTEAMに関する研究、小中学校での授業改善に関する研究など、多方面にわたる内容でしたが、共同研究者の皆さんに協力いただき、予定していた研究成果をあげることができました。論文採録では、JSETショートレター2件、研究紀要2件。特に、書籍では、ICT活用の理論と実践に関する書籍が好評で書評をいただきました。また、高森町の10年間の軌跡をまとめた書籍も好評です。教員養成や教職課程に関する研究では、教育実習時の情報端末活用に関する研究成果を論文化、XR等の研究では、ゼミ生がVRゴーグルやメタバースの研究を進めてくれました。また、授業改善に関する研究では、学校現場の先生方と個別最適な学びと協働的な学びに関する授業研究を多数進めることができました。
次年度は、自身の研究活動を加速度化させ、ひさりぶりのフルペーパー投稿を予定、気合いを入れて頑張ります。

2.研究ゼミ
 研究室の運営は、ゼミの学生が積極的に動いてくれて、順調に進んでいます。4年ゼミ生全員が、学会の年会または研究会での研究発表を行うことができました。次年度は、現3年生が4年次に発表する予定。ゼミの年間行事も順調に終えています。春の合宿、夏の合宿、山スポディ、散策等、ゼミとしては活動が多いのですが、学生の中で役割分担を行い、協力しながら進めていく中で、協働性を高めることができました。
 4年ゼミ生は、全員が就職先決定。8名が小学校教諭に内定、1名がIT系SIer。教員採用試験も就活もみんなよく頑張ってくれました。今春卒業した教員1年目の卒業生も順調に教師生活を進めてくれています。初任者研修もあと少し、頑張ってほしいです。

3.学内外での業務

 学内業務では、今年度から再編してスタートした情報教育委員会委員長を務め、学内の情報教育やICT環境について検討していきました。夏の教育DXセミナーでは、400名を超える教育関係者に参加してもらい、中村学園の取組を紹介する場を設けることができました。また、メディアセンター長として、図書館の運営業務をサポートして、今年も推し本コンテストを無事に終えることができました。
 学外業務として、日本教育工学協会副会長、学校情報化認定委員会委員長として、学校情報化認定の優良校や先進地域の認定業務をサポートしました。今年も多くの学校や教育委員会に申し込んでいただき、登録校の増加となりました。
 さらに、小中学校や教育委員会にお邪魔して、授業研究に参加させていただきました。合計100件の学校や教育委員会の授業研究会や講演会に伺いました。また、文部科学省 学校DX戦略アドバイザーとして、自治体へのアドバイスで訪問させていただきました。特に、リーディングDXスクールの学校では、北海道旭川市から宮﨑県西米良村まで全国の学校にお邪魔することができ、研究成果を共有することができました。1月には、石川県の学校にもお邪魔する予定です。

 多くの皆様に支えていただき、2024年も無事に終えることができました。2025年もどうぞよろしくお願いいたします。写真は、我が故郷、人吉の球磨川。

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