11月17日(金)は,宮﨑県西米良村立小・中学校の研究公開に参加しました.
午前中は,村所小学校にお邪魔して,3年道徳の授業を参観しました.その後,西米良中学校に移動して,2年音楽の授業を参観しました.「教育の情報化」の研究公開ですが,情報端末の家庭での活用に関する「コネクト学習」に昨年度から取り組んでいて,研究内容もさらに進化していました.単なる持ち帰りではなく,授業と家庭学習をどのようにつないでいくか,学校1台と家庭1台の1人2台環境をどのように活用するかを研究していました.西米良村の強みは,教員間の団結力と,教育委員会のブレない方向性です.古川教育長のビジョンが管理職や教師集団と共有されていて,
午後からの研究会では,宮﨑県義務教育課から助言があり,その後,総括講演を担当しました.AI時代に身につけるべき資質能力についてお話ししました.
会の途中,菊池市教委の藤田先生と久しぶりに再会して,昔話と今の悩みをお話ししました.2006年の藤田先生の実践論文は,当時とても興味深く読ませていただき,子供たちがワクワクするような実践で,今でも色あせない授業実践だと思います.既に10年以上が過ぎていますが,これから1人1台端末の活用もワクワクするような実践が出てくることを期待しています.
藤田 英明, 益子 典文(2006)追体験型教材開発法による小学校地域教材の開発と試行.日本教育工学会誌30Suppl,97-100,https://doi.org/10.15077/jjet.KJ00004964215